当カテゴリー「腎臓病食レシピ」では、慢性腎不全(G4〜G5)の夫に対する腎臓病食のレシピを公開しています。
夫が「慢性腎臓病」と診断されたのが、2020年でした。
それを機に、栄養士さんから腎臓病食の栄養指導をしていただきました。
私は、その指導により食材・食品を選び、調理方法を変更しました。
レシピは、完全な私のオリジナルですが、これは主治医の先生による見立てと温存療法、そして栄養士の先生の指導がなかったら、この指導はありません。
この場を借りて、感謝申し上げます。
腎臓病食レシピについて〜金欠の月半ばの献立もご覧ください
慢性腎不全の夫へ向けて、ちひろ家で作っている腎臓病食レシピです。
高タンパクかつ塩分・カリウムを制限しています。
お給料日前は冷蔵庫に残った食材で作るために、満足な種類の食材が使えないこともあります。
ですが、金欠でも高タンパクかつ塩分・カリウム控えめなレシピを作るようこころがけています。
ちなみに、夫は腎機能の温存に前向きな医師のもと、まだ透析はしていません。リンの摂取制限もありません(2021年7月現在)。
ちひろ家の食事療法
慢性腎不全の食事療法を家庭でスタートするにあたり、栄養士さんから指導を受けました。
成分は30代成人男性の目安量を基準に、個人の治療へ落とし込んだものです。
- タンパク質は1食20g
- 1日あたりの塩分摂取目安量は5.5g(使う調味料・調理方法の見直し)
- カリウムの摂取を控える(使う食材・調理方法の見直し)
- 心不全の合併症予防に、1日の水分量は1.5L前後(献立の見直し)
補足:腎機能と塩分摂取量について進展がありました。
1年前の検査入院時はG5でしたが、夫の体質上の特性もありなぜかG4レベルの腎機能に落ち着いています。
とはいっても、夫は菓子パンやお菓子を食べるのが好きです。
これを考慮し、1日3食の献立で摂取する塩分量は3gを目標にしています。
ちひろ家・夫の病歴と現状について(2021年7月現在)
以下、夫の病歴です。
県外への転勤に伴い転院を繰り返してきましたので、それぞれ異なる病院、医師による診断です。
- 1院目:2011年頃(28才)
「糖尿病性腎症」と診断される。ステージは比較的まだ浅いものの、「糖尿病性腎症」の食事療法を開始。 - 2院目:2014年頃(31才)
転勤に伴い転院。「2型糖尿病」と診断される。「糖尿病性腎症」のステージも悪化。改めて栄養指導を受け、食事療法を継続。 - 3院目:2019年頃(36才)
転勤に伴い転院。転勤し、不調のため医者にかかったところ「うっ血性心不全」の症状と診断を受ける。 - 3院目:2020年頃(37才)
昨年と同じ病院で、同じ梅雨時期に「うっ血性心不全」の症状が再発。しかし処置が昨年と同様で終わってしまったため、私が直接、総合病院による検査を掛け合って頂いた。 - 4院目:2020年頃(37才)
総合病院による検査により、「うっ血性心不全」は「慢性腎臓病」の合併症だと診断を受ける。ステージはG5。即、検査入院となる。同時に、家庭での食事療法に関する栄養指導を受けた。主治医は温存療法に前向きな先生で、透析は近々に行わず、投薬と食事療法によって腎機能を維持していく方針。 - 4院目:2021年7月現在(38才)
同総合病院で内科・循環器科による治療を継続中。退院後の検査の結果、心臓の異常は今のところ見られていない。また内科の主治医によると、夫の腎機能は安定してステージG4とのこと。入院時は腎機能がG5まで低下していたのだろうとのこと。投薬治療とは別途、水分調整や当カテゴリーで紹介する腎臓病食レシピによる食事を、今後も継続していく。先日、障害年金の手続きにあたり、1年前に受けた「慢性腎臓病」という病名は「慢性腎不全」に変わっていた。
病名の推移とタイトル・サムネイルについて
前述のように、夫の病名は「糖尿病性腎症」→「慢性腎臓病」→「慢性腎不全」と推移してきました。
これからも、病名ならびに病状は移り変わって行くと思いますので、今後はこちらのページで現状を報告したいと思います。
歯車が噛み合って回り始めたところ
夫本人は、水分調整や今まで好きだった間食を控えるなどして調整していますし、私は食事療法、医師は温存療法の考えに基づく投薬治療によってサポートしていただいています。
夫と私の仕事の歩みや、夫と医師との相性など、様々なことがやっと同じ方向をむき出したのは、4院目の総合病院を受けたあたりのことでした。
これが契機となり、今となっては少しだけ落ち着きました。
思い返せば、2011年からの怒涛の転勤ラッシュ・過密労働は、夫が中堅社員となり、管理職に落ち着いたからこそ、すこし緩和されたと思います。
今まで選んでこられなかった「健康第一」が、今になって叶い始めています。
しかし残念ながら、腎機能は良くなることはなく、やがて不全になっていくものです。
遅かれ早かれ、人間はみんな同じです。
ちひろ家では現在、主治医の方針に伴い、すぐには透析せずに様子を見ている状態ですが、近い将来、夫が透析を行なうことはほぼ確定しています。
抗わず、夫には若い20代初期に生じてしまった、というだけです。
でも、もちろん温存できるものを活用しないともったいないので、私も医師も諦めてはいません。
調理方法や食材・食品の選び方を知りたい方
レシピでは、調理の方法と、おとな1人分の栄養素をまとめています。
レシピ全体を通して、慢性腎不全の食事療法に配慮している事柄は、下記のとおり別途まとめました。
- ちひろ家が使っている食材や食品を知りたい方はこちら
慢性腎臓病(慢性腎不全)の献立に役立つ食材・食品の選び方 - ちひろ家の調理方法を知りたい方はこちら
慢性腎臓病(慢性腎不全)の家族のための調理方法 - ちひろ家が使っている調味料を知りたい方はこちら
慢性腎臓病(慢性腎不全)の食事療法に助かる調味料&症状に合わせた使い方
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