「腎臓病食レシピ」のカテゴリー概要でもお伝えしていますが、ちひろ家では慢性腎不全の夫に向けた食事療法のために、高タンパクかつ塩分・カリウムの1日摂取目安量を制限して調理を行なっています。
この記事では、どのような基準で食材を選び、どのような食品を選ぶと調理が楽なのかを紹介しています。
また、ちひろ家でいつも購入する食材・食品も紹介しています。
気になる方はぜひご覧ください。
はじめに
同じ食材でも、選び方によってはカリウムを過剰に摂ってしまうことがあります。
腎臓がろ過機能を満足に果たせなくなると、塩分量の制限と同時にカリウムの摂取量を控える必要がでてくるので、ちひろ家では次の2点に配慮した食事療法を行なっています。
- 慢性腎不全の献立作りに配慮した食材選び
- 調理のひと手間が省ける食品選び
慢性腎不全の夫の栄養摂取量について
慢性腎不全の夫は38才(2021年現在)です。
医師の指導により、特定の栄養素の摂取量に関しては以下のように制限されています。
ちひろ家では、この指導を下に献立を考えています。
- タンパク質は1食20g
- 1日あたりの塩分摂取目安量は5.5g
- カリウムの摂取を控える
- 心不全の合併症予防に、1日の水分量は1.5L前後
カリウムに関しては、カリウムの値を下げる投薬治療と食事療法により、体内のカリウム量を調節しています。
この点に関して、現段階では医師からカリウムの摂取量を指定されているわけではありませんので、その点を踏まえてご覧ください。
補足
現段階では、リンの摂取量について医師からの指導はありません。
不足しがちな成分・栄養素
2020年から腎臓病食を作ってみて、不足しがちだった栄養素や成分がありました。
これについても、レシピに記載しています。
- 食物繊維
- 鉄
- カルシウム
水分について
味噌汁や鍋物は、汁を少なくして出しています。
ちひろ家ではカレーやシチューもたまに作ります。
しかし、おかわりはしません。
トッピングにトンカツや納豆などを必ず添えて、タンパク質を補っています。
2020年から現在までで1年が経ちました。
季節を1巡したことになりますが、傍で見ていると、季節によって必要な水分量が変化する様子を受けました。
加えて、肉体労働を伴う仕事をしています。
そのため、出勤日と休日との水分摂取量が同じだと、本人いわく調子が悪かったり脚がむくんだりするようです。
医師にもこのことを本人が伝えています。
その上で、「1日の水分量は1.5Lを基準に調整してください」と指導を受けています。
紹介するレシピについて
当サイトでは、「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」を参考にしています。
今後、更新していくレシピの栄養成分については、この資料に記載されている成分含有量を元に、おとな1人分の食事に対する摂取量を算出していきます。
①慢性腎不全の献立作りに配慮した食材選び
魚介類:海藻類、刺身、タコ、貝類
肉類:鶏肉(砂ずり、ささみ、むね、肝)、豚肉(ヒレ)、牛肉(モモ)
野菜:茹でられる野菜
使わなくなった食材
魚介類:塩鮭や塩サバ、以下の塩辛や明太子、魚の卵、甲殻類の刺身
肉類:塩漬け、タレ付きの焼き肉
野菜:生野菜、茹でられない野菜
②調理のひと手間が省ける食品選び
魚介類:冷凍のぶつ切り白身魚
肉類:焼き鳥(塩でなくタレ)
野菜:冷凍カット野菜、無塩ナッツ
その他:高野豆腐、そば、スパゲッティ、焼きのり、納豆、ヨーグルト、モッツァレラチーズ、大麦シリアル、ピーナッツせんべい、フルーツ缶(シロップ漬け)
使わなくなった食品
トマト缶
生野菜
インスタント味噌汁
乾麺
菓子パン
スナック菓子
まとめ
医療や栄養の管理に関しては素人ですので、拙い表現で誤解を招いていたら申し訳ありません。
レシピについてのコメントもお待ちしております。
また、Pinterestでもレシピを公開しております。
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