「ちひろ」は、家族みんなが合理的な生活を送れる空間を作りたいです。
また、ちひろ家が転勤家族であることから、「夫の異動が決まった時の荷造りをできるだけ最小限にしたい」という考えも持っています。
日用品や消耗品、収納棚について
掃除用品・トイレや水回りの備品・スキンケア用品といった、衛生面を保つための日用品に関しては、それぞれが別々のものを持たず共用すれば、収納場所も管理もかなりコンパクトに収まって楽だと考えています。
ただ同時に、それだけでは楽しみが芽生えないことも分かっています。
なぜなら、共用するものについて「妥協点」を見つけようとすると、家族の誰かにとっては効率的で便利でも、家族が安らげて楽しめる空間になるとは限らないからです。
気持ちよくシェアできるものを探すなら「及第点」を見つけて
ここで必要なのが「家族の及第点を見つける」という視点です。
というのも、家族みんなのちょうど中間をとると、誰かが妥協せざるを得なくなるからです。
また、ちひろ家の場合、3才〜38才と世代の違う男女が共存していますから、中間をとると身体の発達の違いからできないことだって生じてしまいます。
これでは、家族の合理的配慮をとっているとは言えなくなってしまいます。
デスク周りやクローゼット収納について
一方でデスク周りやクローゼット収納に関しては、夫・私・息子それぞれの分を個々に用意しています。
そして、これらは全員同じものに統一しています。
そうすると、転勤して間取りが変わったとしても、椅子以外の家具が同じならインテリアとして俯瞰しても最低限の統一感が守られるからです。
合理的生活は、それぞれができることや好きなことの中間点ではない
ここまで読んで頂いてお察しの通り、「ちひろ」は家族それぞれの趣味や嗜好をひとつに統一したいとは思っていません。
先程、あえて福祉用語で用いられる「合理的配慮」というワードを出しましたが、健常者から成るグループであっても個々の価値観を尊重するグループでありたいなら「及第点を探る姿勢」は欠かせません。
もちろん、一人ひとりができることの数や幅を増やしていく姿勢を持っているからできることでもあります。
しかし、グループ全体が現状の価値観を尊重する姿勢も忘れてはいけないと思います。
ビジネスで言うところの「トップダウン」と「ボトムアップ」はバランスよく行なってこそ良い環境になるはずです。
家族でも同じことだと思います。
まとめ
ちひろ家は、このように及第点を探って合理的生活を送るようにしています。
これは、ちひろ家の誰かが我慢したり、ストレスを感じたりする「妥協点」とは違うものです。
ちひろには効率的で合理的であったとしても、一緒に住む夫や息子が我慢して妥協していたら、それは効率的でも合理的でもありません。
そんな状態は、一方的なちひろの勘違いであり、ワンマンな判断でしかないです。
ちひろ家の及第点は、「みんなの合格点がある程度満たされる点」のことです。
当サイト「合理的生活」カテゴリーでは、ちひろ家に置いてある収納グッズや日用品・消耗品に関してこの及第点を探り、ちひろ家が実際に選んだアイテムを紹介しています。
性別間・世代間・好みのギャップを埋めてシェアするようになると、水回りや収納棚がスッキリして管理が行き届きます。
それに、転勤する際の荷造りがとても楽なんです。
また、家族それぞれが持つ家具を統一しておけば、転入した時に寸法が揃って置き場所がスムーズに決まります。
ぜひ試してみてくださいね。
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